巷に溢れる美容や健康に良いとされる情報は本当に効果があるのでしょうか?
今回、「間食」にまつわるウソ・ホントについて管理栄養士・豊田愛魅先生にお話を伺いました。
ある美容師さんの疑問
最近、よくお客様からダイエットの相談を受けるんですよ。あるお客様は仕事中につまむお菓子がやめられないそうで・・・。やっぱり、間食って太る原因のワースト1ですよね。
確かに間食イコール太るなど、いけないイメージがありますよね。でも、摂り方と食べるものによっては、決して太るものではありません。この記事で解説していきましょう。
大切なのは「間食との付き合い方」
もともと間食とは、食事で取れない栄養素を補う「補食」の意味を持つ言葉。例えば、消化器官が未発達で一度にたくさんの食事を摂れない幼児や、成長期で運動量の多い学生、成人でもアスリートは食べる回数を増やすことで、十分なエネルギー補給、栄養補給をしています。つまり、間食とはただ単に嗜好品を「好きなだけ食べる」、「空腹を満たす」ことではありません。
必要な栄養素は何か?を考える習慣作り
太らない間食で大切なのは、自分に足りない栄養素を適度に摂るということ。現代人に足りていない栄養素はタンパク質や食物繊維、ビタミン、ミネラルが代表的。
具体的にはナッツや水切りヨーグルト、チーズなど。量としては、片手にのる程度が目安です。
また、食べるタイミングは、15時でなくてもOK!間食は食事と食事の間が空き過ぎてしまった時に活用しましょう。例えば昼食が13時頃で、仕事の帰宅時間が22時の場合、17-19時頃に間食を入れておけば夕食の食べ過ぎ防止に。適度な間食は、むしろ計画的なダイエットのサポートになります。
なるほど。足りていない栄養素を意識することで、「普段の間食=キレイ・健康になるチャンス」とポジティブに考えることができますね!
間食といっても、お菓子類ではなく、鮭などのおにぎりや、ゆで卵などを食べてもOK。帰宅後は、野菜スープなど、ヘルシーな食事でお腹を満たしてあげましょう。