9つの成分フリーを掲げる Well-Beingなカラーブランド
どうも、CHIAKIです!
先日、神戸にお邪魔しておりました。行ったのは、コチラ。
「動物園かい!」ってツッコミが入りそうです。スミマセン、動物園はウソです。お邪魔したのは、神戸どうぶつ王国も近くにある「京コンピュータ前駅」です。
京コンピュータ前駅エリアと言えば、大学や各種研究機関などが立ち並ぶ、日本でも有数の研究学園都市です。見渡すだけでも、名立たる企業や研究機関がずらり。
その一角にこちらのメーカーさんがあります。
「株式会社ナンバースリー」さんです。今回は、新しいカラー剤の取材でお邪魔しました。製品の開発についてお話をお聞きしたのは、こちらのお二方、研究開発部の中西京介さんと、松岡 絢さんです。
今日取材するのは、『HUE(ヒュウ)』というアルカリカラーのブランドです。
このブランド、昨年、一足早く、リキッドタイプのカラー剤をリリースし話題になりました。
今回は、クリームタイプの『HUE』がリリースされたというニュースを聞きつけ、神戸の本社までお邪魔しました。
この『HUE』ブランドを立ち上げるに先立って、ロサンジェルスに視察に行ったと、同社マーケティング部の石田伸之さんが説明してくれました。
「経営とサイエンス」と『HUE』を持って記念にパチリ。イケメン・マーケターです!石田さんの話によれば、「ロサンジェルスを中心に今、アメリカでは、“Well-Being”という考え方がひとつの企業コンセプトとして浸透している」のだとか。
“Well-Being(ウェル・ビーイング)”とは、「人や環境に配慮しつつ、使い心地の良い製品をつくる」という考え方です。これは従来型の効率重視、コスト重視のものづくりに対する反省から生まれたコンセプトとも言われています。
今のアメリカでは、消費者がこのコンセプトを企業側に求めるのだそうです。これはどういうことかというと、こんな感じです。
例えば、同じタイプの洗剤があったとします。一方はWell-Beingに基づくもので、もう一方はそうでないもの。このとき、今のアメリカの消費者の大多数は、迷わずWell-Beingに基づく製品を手にするのだとか。
さらにこのとき同時に、Well-Beingではない洗剤を扱っているスーパーマーケットは、その在り方まで問われたりすることもあるのだそう。
「なんであんたの店は、Well-Beingじゃない洗剤置いてんのよ!!」みたいなことですかね。
話はさらに奥深く、Well-Beingじゃない洗剤をレストランの厨房などで使っていたりするのがわかると、「毎日洗い物をするスタッフに対して、なんてWell-Beingな配慮のない会社」という社会的レッテルを貼られたりすることもあるのだとか。
まあ、これらは極端な例かもしれませんが、いずれ日本もそんなコンセプトを求めるような消費者でいっぱいになる可能性はないとは言い切れません。
ちなみに『HUE』ブランドのカラー剤は、リキッド、クリーム問わず、このWell-Beingをコンセプトにつくられているのだそう。
具体的には
- PPD(パラフェニレンジアミン)フリー
- アンモニアフリー
- シリコンフリー
- 香料フリー
- 動物由来フリー
- クルエルティ(動物実験)フリー
- GMOフリー
- ナノマテリアルフリー
- パラベンフリー
9つの成分フリーを実現し、Well-Beingなアルカリカラーに仕立てたそうです。
その意味では、まさに未来のニーズを先取りした製品ですね!