あなたはファッションセンスがあるほう? それとも……

「センスとは何か」を95名の美容師さんがリアルガチに聞き入る

どうも、CHIAKIです!突然ですが、みなさん、自分のことをセンスがあるほうだと思いますか? あるいは、センスがいいと思いますか?

実は、先日、「センスとは?!」というセミナーにお邪魔したんです。

主催者は、こちらの3人さん。『Stream New York』というユニットをつくっている美容師やヘアメイクアップアーティストの方々です。メンバーは、『ウォーレン・トリコミ』という高級店で働く成川詠子さんと、『ヴォーグ』などのファッション誌で活躍するヘア担当の有馬新一さん、メイクアップアーティストの本田忠義さん。

名前が『Stream New York』だけに、3人の活動の拠点はニューヨーク。セミナーに行く前は、テーマが「センス」だし、主催者は「ニューヨーカー」だしで、「なんか、敷居が高そう(汗)」と思ったのですが、行ってみたら、メチャ面白い内容でした!会場は、ミルボンさんの東京本社のホール。95名の美容師さんたちが集まっていました。当日は、ファッションを例にとって、センスについて3人が解説する内容でした。

簡単に内容を説明すると、こんな感じです。

ファッションの先端はコレクションです。そしてコレクションには、毎年、トレンドとキーワードがあります。

このトレンドとキーワードが発信されて、それがすべての層のお客様に行き渡るのがファッションの流れ。それには、昔は4年かかったそうです。

一方、最近はネットなどがあるので、このトレンドの波及期間が1、2年に短縮されたのだとか。とはいえ、いずれにせよ、トレンドは伝わるのにタイムラグがある。3人が言うには、ここがミソだそうです!

実は、世の中のファッションで「センスがいいね」と判断されるのは、このトレンドを踏まえているかどうか。つまり、今のトレンドは1年ないしは、2年前のコレクショントレンドなわけです。

そう考えると、最先端のコレクショントレンドを押さえておけば、これから1年~2年は世の中のファッショントレンドを外さずにいられることになります。つまりサロンでは、最先端のコレクショントレンドを、お客様のファッション敏感度に応じて、1~2年かけて上手くアレンジして提案していけば、少なくともファッションというジャンルの中でセンスのいい提案を続けていくことができるわけです。

これなら「ファッションには自信がない」という方でもある程度安定的な提案が可能になりますよね。別の言い方をすれば、これは物事の源流を押さえる、情報の風上に身を置くということかもしれません。この視点で『Stream New York』のみなさんは、サロン経営を語れないですかね。ちょっと気になります。


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