秋田から世界へ・産業を育てる美容師の姿

雇用創出で人口の県外流出をストップ

ソーラーカーから始まった地域づくりへの取り組み。山本代表が次に関心を寄せたのは風力発電でした。「風の王国プロジェクト」を立ち上げ、現在は地上に300台近くが稼働中。洋上も含め風車1000基以上の設置を進めています。

風の王国プロジェクトが手掛ける風力/太陽光発電

風の王国プロジェクトが手掛ける風力/太陽光発電

Q.秋田県で風力発電に注目した理由と今後の展望についてお聞かせ下さい

A.まず、「県西海岸の潤沢な季節風が風力発電に活用できるのではないか?」と考えたことがきっかけでした。県内外の企業と協力して開始したプロジェクトですが、ゴールは風車1000基の設置達成ではありません。県内に風車の工場をつくり、新たな雇用を創出することが目標です。秋田の産業が育ち、若い世代にとって働きたい・暮らしたい地域になることが、人口の県外流出をストップさせるのに有効だからです。

魅力ある地域づくりは若い世代、そしてその子供たちへと何世代にもわたってキレイを提供でき、県の美容業にとっても大切な取り組みです。経営とサイエンス2019年10月号「生涯現場主義」では、山本代表の美容と社会への取り組みを写真を中心にお届けします。



シェアする