教育でつくる「利益体質な社風」
キャリアアップ試験にレポートを取り入れることで、若手のビジネス感覚育成に力を入れている『Rassic』。店販商品やサロンの設備についても、スタッフ側からの提案で取り扱いを開始した実例があります。
Q.トータルビューティーサロンの場合、代表の思いがコンセプトに強く結びついているため、特にトップダウン型の社風をイメージしていました。御サロンの社風はスタッフからの提案による取扱い商品展開のお話をはじめ、ボトムアップ型寄りに感じられます。ご自身ではどのようにお考えですか?
A.私(田中代表)が教育によって目指すのは、当店のスタッフとして身に付けていてほしい水準の思考と技術の獲得。それより上のレベルは本人たちの成長力と自主性に任せるようにしています。その方が全員の長所が伸びて、ファンも獲得できる。早い段階からサロンに貢献してくれるようになります。
だからこそ、スタッフ達との「次はこんな店販商品が売れるかもしれない」、「もっとこうすればメニュー/店販の訴求できるのでは?」という意見交換を大切にしています。
前回の記事でもご紹介したように『Rassic』のコンセプトは「あなたらしさ」。スタッフ教育にもその理念は共通しており、全員が自発的に考え利益に繋げる社風を形成していました。
トータルビューティーの仕組みづくりや、教育システムetc…『経営とサイエンス』2019年12月号では、田中代表のサロン運営を4ページに渡って誌上ドキュメント。11月1日の発売にご期待下さい!