pHが中性~弱アルカリだから
柔らかく仕上がる
どうも、CHIAKIです! 最近、5Gトリートメントについてよく質問されます。5Gトリートメントって何?という方は、前回のブログを読んでいただけると嬉しいです。
5Gの中でも、特に質問が多いのは、「炭酸プロピレン」。これは、5Gの「酸熱系トリートメント」に属する成分なんですが、pHが中性~弱アルカリ性という性質があるため、これまで酸熱系にありがちだった、仕上がり感の硬さが少ないのがポイントとも言われています。今回のブログでは、2019年10月号でご紹介した「炭酸プロピレン」のビフォア→アフターを見てみましょう。例によって、許可なしなので、こっそりお見せしますね。
まずはビフォア
細毛のエイジング毛。白髪度は顔周りが30~40%で、それ以外が20%くらいありました。月に1回ペースでカラーをしているお客様です。現状のカラーは、ハイライト&カラーをしています。エイジングとブリーチのダメージにより、中間部を見るとうねりがありますね。あと髪質的には、乾燥毛でパサつきが気になり、ホワホワした毛も目立ちます。
その仕上がりがこちら。
ハンドブロー仕上げです。アイロン後、シャンプー水洗してハンドブローで仕上げていることもあってか、表面のクセの収まりはほどほどという印象です。そのためシルエットに若干広がりがあるようにも思えます。めくってみると、内側の髪には収まりがあるように感じます。全体のツヤ感はアップした。
10回シャンプー後
さらに10回シャンプーして、ハンドブローで乾かしてもらいました。それがこちら
シルエットの変化は少ないが、全体のパサつき感がある状態。また毛先の先端部には若干のチリつきが。サラッとした質感はキープされている。酸熱系の他の薬剤と比較すると、その効果は若干、弱めかもです。でも、仕上がり感は軽く、柔らかくまとまるので、「硬いのはちょっと…」というお客様には向いていると思います。
このように、酸熱系とひとくくりしても、剤によっていろんな特性があります。その辺を見極めて使うのがポイントですね。
あ、そうだ、そういえば、そんな酸熱系の剤の見極めも含めた5Gトリートメントの使いこなしをテーマにしたセミナーがあったんだ!2019年11月5日に開催します。
セミナー講師は、2019年10月号の5Gトリートメントのお披露目特集を担当いただいた『MINX』のS-Proチームです。今回ご紹介した「炭酸プロピレン」以外に、5Gの新しい成分である「グリオキシル酸誘導体」「活性ケラチン」の3成分の使いこなしを提案いただきます。気になる方は是非ともご来場お待ちしております!