髪にとってはこの上なく過酷な状況!
吉見さんは、この段階でさらにホット系パーマの施術をしているんです。つーか、これ、髪にとってはこの上なく過酷な状況!
でも、サロンワーク的に言えば、酸熱系で処理した髪に次回ホット系を提案するという想定です。そう考えたら、「なきにしもあらず」ですよね。
一応、ホット系パーマは、以下のような条件で巻いたそうです
ホットパーマ施術
- 1液:シスアミ(pH8.5、アルカリ度1.5mL、還元値(チオ換算)2.0%)のつけ巻き
- ロッド:17mm
- 温度:薬剤がついたままで90度8分→クーリング5分
- 2液:ブロム酸タイプ10分放置後、プレーンリンス
この髪の
- ロッドアウトの状態
- ドライ後の状態
をそれぞれ視触診したそうです。まあ、前置きはこのくらいにしておいて、ロッドアウト後の状況から見ましょう。
さすがに素のままだとパーマのかかりに影響が出ると判断し、すべての施術で前処理で活性ケラチンを使っているようです。ある意味、これも髪質的には妥当な判断かも。
その後、軽くドライした状況がこちらです。
なんか、レブリン酸かかりが良さそうですね。もちろんグリオキシル酸、グリオキシル酸誘導体もこのダメージ状況の中では健闘している仕上がり感です。でも、これを見る限り、次にパーマをすることを前提とした場合は、レブリン酸に軍配が上がるような…。実は、「経営とサイエンス」の2020年2月号では、酸熱系を含めた5Gトリートメントとアルカリカラーの相性を、さらに2020年4月号では、弾力をサポートする酸熱系などのアイテムとパーマの相性を探る予定です。現在、鋭意取材中です。また何かわかったら、ブログでもシェアします。よろしくお願いいたします!!