県境をまたぐ移動が全面解除されたが…
どうも、CHIAKIです! 6月19日に、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために自粛を求めてきた都道府県境をまたぐ移動が全面解除されましたね。徐々に、普段の生活が取り戻されてきつつあるような気もします。
でもお隣の韓国や中国の状況を見ると、依然として手放しで安心できる感じではないですよね。いずれにせよサロンは、今後もより一層、衛生管理への配慮は必要かと思います。
お客様が外したマスクはどう扱う?!
衛生管理と言えば、「マスク」。このマスク、今回のコロナ禍では転売などいろんな問題もありましたが、今やサロンでは施術者の装着は必須になっています。でもお客様の中には、「施術中くらいは外しておきたい」とご要望の方もいらっしゃるはずです。特にこれから暑い季節を迎えると、施術中のマスクの装着を不快に思う方もいるかもしれません。
そんなとき、お客様が外したマスクはどう扱っています? 大概は、マスクを外したお客様がそのままポケットに、ということが多いように思います。でも、中にはポケットのない服を着てこられた方がいたときとか、クロスをつけた後に外したくなって右往左往とか…。そんなときは、思わずセット鏡の端っこにポンと置いちゃったりしたくもなると思います。
「それ、ちょっと待った!」。そう話すのが、こちらの先生。
『TOKUSA DESIGN』の吉見廣一さんです。吉見さんいわく、「外からいらしたお客様のマスクにウイルスが100%付いていないとは言い切れません。お客様を疑うわけではありませんが、サロンの衛生管理という側面からは、やはりセット鏡の端とかにそのまま置いてしまうのは避けたいところです」。
そこで吉見さんが考えたのがこちら。
そう、キッチンペーパーです! サロンでは、マスクを外して施術したいお客様には、お客様ご自身にマスクを外してもらってから、キッチンペーパーにはさんでもらい、セット鏡のテーブル部分に置いたままで保管するのだそうです。
キッチンペーパーを使う際の2ポイント
ちなみにキッチンペーパーを使うときのポイントは、2つあるそう。
まず、ひとつめは、お客様にキッチンペーパーをお渡しするときの注意点です。このときはキッチンペーパーのマスクを置く側に除菌スプレーをしてからお渡しするのがポイントと吉見さんは言います。
そして2つめのポイントは、マスクを置いた後です。吉見さんは、「マスクを置いたら、お客様に手指の消毒をお願いすることも、サロンの衛生管理力をアップさせる意味で必要です」と付け加えてくれました。
なお使用後のキッチンペーパーは、写真のようにポイとゴミ箱へ。これもお手軽でいいですね。
色つきのキッチンペーパーがいい理由
あと、キッチンペーパーは色つきのものにすることで、マスクが忘れ物にならないように注意しているそうです。細かい配慮ですね。当初は、ジッパー付きの台所用パックなどに入れることも考えたという吉見さん。
しかしこうしたパックを使用するのは、コスト的には△ですよね。最後に、吉見さんからは「コスト以上に、パックに入れると、そのパックをお持ち帰りになる方もいらっしゃいます。その場合、万が一、店内に菌がいたとしたら、菌を持ち帰ってしまうリスクにもつながるので、手軽に捨てられるキッチンペーパーが最適かなと思いました」とアドバイスをいただきました。
『経営とサイエンス』2020年7月号では、今回まとめた吉見さんのような、ウイルス対策にまつわる工夫をいろいろご紹介しています。ご興味のある方は是非とも読んでいただけますと嬉しいです!