コロナによる売上減を救う時短施術!

コロナ禍では、さらになる生産性の向上がカギ

どうも、CHIAKIです! 新型コロナウイルスの感染者が全国的に増え続けていますね。もはやコロナは日常の一部になりつつあります。サロンではその分、衛生管理をこれまでよりもさらに徹底する必要がありますし、いわゆる“密”を避ける必要もますます意識しなければなりません。

衛生面をきちんとするための時間、密を回避するための間引き営業を前提としたサロンワークを考えると、これまで以上に生産性の高い仕事が求められるようになってくると思います。生産性向上の一番手っ取り早い施策には、「時短施術」があります。実は、そういう部分にフォーカスした撮影を先日行いました。

ご協力いただいたのは、『CoCooN』のsatoshiさんです。『CoCooN』さんは、千葉県船橋市に2店舗を展開するサロンです。ちなみにこのコロナ禍での営業状況は、4月1日から5月6日までの約1か月を休業。これにより、4月の売上は68%減と大打撃を受けたそうです。

その後、サロンは5月7日より拡大した営業時間で再開し、顧客も再開と同時に戻ってくるようになったと言います。ただし5月の営業は、6面あるセット面を4面で稼働させているため、売上は15%減だったそう。さらに6月は自粛時に来店できなかったお客様がたくさん戻ってきたおかげで、売上は前年比よりも大幅アップ。その流れは7月前半まで続き、7月後半からは連年通りの客足に落ち着いたそうです。

きっとみなさんのお店も同じような傾向にあるのではないでしょうか。

45分で、カット&カラーができる?!

オーナーのsatoshiさんは言います。「今、サロンはお客様の来店したいタイミングに合わせる意味で、7時~23時の営業時間で対応しています。スタッフはシフト制にしています。楽ではないですが、スタッフ一丸となって取り組めているので充実した毎日です」。とはいえ、お客様への配慮だけでは乗り切れないところがあるのも事実。

satoshiさんは、こう続けます。「やはり密を避けるため、以前のようにパンパンに予約を入れられないのが悩みどころですね。またお客様のほうもサロンでの滞在時間をなるべく短くしたいと思っているようですし。以前よりもスピーディな仕事が求められます。

でもこの状況をチャンスととらえて、ウチではこんな提案をしているんです」。下の写真を見てください。

こちらはカット&カラーのお客様のBEFORE→AFTERの写真です。BEFOREは中途半端なレングスに伸びたミディアム。AFTERでは、このアウトラインを修正し、オシャレなマッシュライクなフォルムにチェンジ。しかもカラーは女子ウケしそうなピンク系のシアーカラーが入っています。

さて、ここで問題です。この施術の所要時間はどのくらいでしょうか? 2時間? それとも1時間半? これまで時短って話をしているので、1時間? 残念、どれも不正解です。正解は、45分! 驚異の1時間切りです。

時短施術のポイントは、「液体カラー」

では、どうしたらそんなに早く仕事ができるの? って話ですよね。この場合は、カットのスピードは一般的な速さとして考えています。ここでは20分です。ということは、その後のカラーからスタイリングまでが25分という計算になりますよね。「ありえへん!!」という絶叫が聞こえてきそうですが、これが出来ちゃうんです! こちらの剤を活用することで、それが可能になります。

液体カラーです。以前、2019年2月号にもご紹介したアイテムです。液体カラーは、剤型が液体なので染料となるジアミン染料を、通常のクリームタイプのものよりも多く配合できるという特性があります。また液体カラーにはカプラーを中心にした配合のものも多く、その分、発色がビビッドという特性も。つまり、こうした特性により、発色までの時間が短縮化されているわけです。

今、発売の2020年9月号では、この液体カラーに再度スポットを当て、コロナ禍時代の今、生産性を上げるための切り札として、具体的な使い方から薬剤コストまで幅広くご紹介しています。ご興味のある方は是非ともご覧いただけたら嬉しいです!